Become a Legend

ポケモンのシングルレート構築記事です。

ウインディと自分

結論から先に言うと、ウインディは俺にとって使いやすいポケモンでは無かった。

好きだから使いたいって気持ちでかれこれ4年くらい使ってはいるが、どう上手く使うか最初の頃は苦戦しまくっていた。

自分の好みのポケモンとして3つの条件があり、A.高い種族値で高火力を持つポケモン、B.有利不利がはっきりしているポケモン、C.イカれてるくらい火力のあるポケモン

種族値高火力はただ出して殴ってるだけで笑ってしまうくらい場を荒らせるから好き、選出誘導能力も高い。

そして有利不利はっきりしているポケモンは、選出でこいつはこうケアするといった対策をたてやすく、なおかつ相手の選出を絞りやすい。

Cは通すルートが見えやすいから採用したくなる。

Aにはサザンドラボーマンダバンギラス、ウーラオス

Bではジュラルドンやギャラドスジバコイル

Cはカミツルギやゴリランダー、ヒヒダルマ

などが挙げられる。

ウインディ種族値こそ高いものの、火力は今ひとつ、なんならこのポケモンと共に戦い始めた6.7世代のメガシンカの時代の中では種族値すら真ん中の位置にあるかないかのものだった。

種族値中火力、有利不利も半端に広い範囲と多い型のせいで曖昧、単タイプで少し残念な上尖ってるところもない、唯一好きなところは威嚇くらい。

6世代のTwitterやっていない時はAS珠でずっと使っていたが、自分自身も弱かったため、これで誰に勝てるかも、どこに出したらいいかもわからないまま戦い、せいぜいレート2000いくくらいがやっとだった。

その頃は構築記事もGoogle検索で知りたいポケモンの記事を3つくらい読む程度で、有名強者なんてほとんど知らなかったため、シンプルにヘタだったのもあるが、それでも、なんか自分に合ってないなあと感じていた。

6世代ではサザンドラ+メガクチートを好んでいたため、今となって言語化したときに、そりゃウインディ合わないのも納得だわってわかる。

AにもCにもなれないからBにしようという考え、役割を絞ってそこに遂行する、そうすれば不利対面も増えるが、有利対面も増えて出しどころを見極められると思い、7世代からHBウインディを使い始め、ミミッキュメタグロス等の物理アタッカーを封じ込めることで活路を見出し、自分の中ではこれだ!となったし、結果的にその型でSM4シーズン目で初の2100を達成した。

自分の好みに変えることができる、それも高い種族値を持つウインディの強みに一つ気づけたこと、だがうまくいったHB型という一つの形に固執して、柔軟に構築に合わせたウインディを使えばいいということに再び気づくまで一年かかった。

個人的に実力が伴っていない段階で結果だけ先走ると、自分の見解は間違いじゃないという謎のプライドがうまれ、根本から自分が間違っていたことに気づかずに、勝てない日々が続くと思うし、実際自分自身一年間そうだった。

結果が出た時の型に依存している自分に気づいてからは柔軟に試行錯誤し、耐久やSラインを見直して、なおかつ構築でキツい相手を役割対象として仕事をできるような型にカスタマイズしていき、その結果7世代後半〜8世代にかけてウインディを多様な形で使っている。

結果的に自分が使いやすいポケモンでは無かったが、これほどまで長いこと使って考察を進め戦っていればもうこいつ無しではポケモンができる気がしない。

ポケモン単体だけでなく、戦法にも言えることだが、自分に合わない、無理、勝てないで諦めるのは簡単だが、諦めの悪い方を選んでみたら時間はかかるかもしれないが、それによって見えてくることもあるかもよってことをこのポケモンと戦ってきて学べた。

ウインディを使って勝つどころか、いつのまにかウインディのおかげで勝ってることも7世代後半から増え、目標も2100→最終30位以内→最終一桁と、着々と達成しているので一位もこのポケモンととりたい。

余談だが、使い始めた理由は、好きなポケモンがいるのに使わず、ガチガチの強そうなパーティでちょっと結果出してもめちゃくちゃいる強い人達の中の有象無象にしかならずにロマンに欠けると思っていたから。

こだわり持ってゲームしてる人っていいよね。

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