Become a Legend

ポケモンのシングルレート構築記事です。

アオアシ1〜5巻までと大友栄作

アオアシ

主人公の青井葦人は愛媛県の中学サッカー部に所属するFW。そのプレイスタイルはエゴが強く、一人よがりなサッカー、技術は拙く、戦術的思考も持たずにゴールへの執念のみで戦う選手。最後の大会で試合中に家族をバカにしてきた選手に暴力を振るってしまい退場、葦人のサッカーにおける中学生活はここで終わる。

この試合を見ていた東京シティエスペリオンユースの福田監督はアシトに魅力を感じ、試合後話をする。一人よがりのサッカーをしていたアシトから、無自覚にフィールド全ての敵味方の位置を把握していたことに衝撃を受け、東京シティエスペリオンユースのセレクション(入団テスト)にスカウトする。そしてここからアシトのサッカー生活が大きく変わっていく物語。

個人的に今一番好きな漫画

 

大友栄作

アオアシ1巻から登場する。ポジションはMFで主に守備的な位置にいることが多い。

登場シーンはセレクション中に初めてアシトに話しかけた人物。

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不安げな表情と緊張を隠さない言動で自信の無さを緩和するために話しかけたかのように見える。実際そうなのだが、この男試合に入ったら積極的に味方にコーチングし、試合前の震えてた時とは少し違った表情を見せ始める。

一次審査が終わって二次審査に入り、エスペリオンユース生(一年生メイン)とのゲーム審査となった。だが途中からスイッチが入ったかのようにセレクション生を圧倒するエスペリオンユース。

そのエスペリオンユースは一年生中心にも関わらず、本来のポジションと真逆のポジションでプレーしてセレクション生を圧倒していたという話が福田監督によって呼び掛けられる。

セレクションは中学総体の直後なため、いいとこ7月、つまりユース生は入って3ヶ月でこのレベルだという事実にセレクション生は追いつけっこ無い、一年後にこんなやつらのようになれるわけないと思い、次々に心が折れていく。

だが、そこで折れなかったアシトが必死にチームを鼓舞し、そこでまだ折れてなかった男が、セレクションで一番の注目選手の橘。そして、ペナルティエリア付近でFKをもらった時に、『俺に蹴らせてくれよ』と満面の笑みで話しかけきたのが、大友栄作である。

この男も折れていなかった。初登場、審査待ちの時間ずっとブルブル震えて自信無さげだった男に、アシトは一つの疑問を抱いた

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『試合前と試合中で全然人格違うよな』

『俺は試合前余計なことばっかり考えてしまう、でも試合になった途端落ち着ける』

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『なんでそんな?』

 

『サッカーがすきだからじゃねーかなあ。』

 

そしてこのFKからチャンスを掴んでユース生に一矢報いたアシト、大友、橘の3人。

改めてプロへの想いを宣言した

ここまででコミックス2巻分の活躍を紹介しました。

 

大友が言ったサッカーが好きだからじゃねーかなあという言葉、この一言からこのキャラに引き込まれました。

小心者で緊張しい、人からの意見が気になるといった印象を受ける大友が、好きなものに夢中になるという一つで折れない心、周りへの積極的な指示、好きの一つで人は変われる、とてつもない勇気を身につけられるそんな印象を受けた。

個人的に自分自身も大事な対戦前とかは大友ほどではないが震えるほど緊張することもあり、試合に入った時に大友ほどではないが集中して切り替えられるため、感情移入してしまう。

ウソップや我妻善逸といった、気の弱いキャラが勇気を振り絞って戦うというのは割とよくあることだが、すでに切り替えられる手段を持っていて、それを自覚しているキャラというのは珍しい気がする。

 

ここからは3巻のユース編以降の話

ユースに入ったアシト達はジュニアユースからの昇格生達と合流して練習するようになるが、エスペリオンの環境で練習してきた昇格生達との技術の差についていくのがやっと。

特に技も戦術もなくただゴールへの執念と無自覚の才能の視野の広さだけで戦ってきたアシトは致命的にサッカーへの技術と理解が足りていない。

アシトが初歩の止めて蹴る練習から始めた矢先に、上級生主体のAチームとの紅白戦が行われ、倍の人数、22人がかりでも完敗してしまう。

その際、昇格生の朝利と黒田に、当たり前のことをやろう、サッカーをやろうと鼓舞するアシト。実力差に困惑していた二人にその言葉は響いたはずが、その3人は一切噛み合わず、朝利と黒田はアシトへの不満をあらわにする。

『君は当たり前のことが何かすらわかっていないじゃないか』

と言われ、悩むアシト。

そして後日の入学式に教室で黒板に書き、その時の自分のやりたかったプレーの意図を伝えるアシト。その話に朝利は自分が点を取ることしか考えていないと不満をあらわにする。

その後、そんな考えではここでは戦えない、君がこのチームにいることで昇格できなかった仲間がいることが腹立たしくなってきたと言う。

ここで同じクラスで話を聞いていた大友

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セレクションに人生をかけて挑んで受かったことへの誇りとアシトへの強い仲間意識。それをただ気に入らない、実力不足を感じるという理由だけで否定する朝利にキレた大友。

作中最も怒りをあらわにしたシーンである。

そもそも、ユースに入りたい理由も大友はプロになってモテたい、いい想いをしたいといった理由だったり、アシトがヒロインの花ちゃんと仲良くしているのが気に入らず後をつけて邪魔してやろうといった、わりと自分自身の気持ち中心の行動が多かったため、仲間のために怒るこのシーンで心撃たれました。俺が俺がといった我が強い言動とは裏腹に仲間のことをよく見ている、大切に思っている大友の本心が見えてきます。ここまで5巻の半分くらいの内容です。

この直後に行われるアシト達のデビュー戦、成京高校戦が本当に熱いので気になった方は読んでみてください。

 

26巻発売期間ということで、11/25まで6巻まで無料公開されています。

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/316863/A001537517/

今回読めなかった方は、買うか27巻が2月とかに発売された際また6巻まで無料で読めます、多分。

ちなみにすすめて読んだ知人は一人残らずどハマりした漫画です。

 

最近勧めてどハマりしためろーる君に、アオアシの記事書いてくださいってLINEが来たので書きました。